腹式呼吸を行なうことでインナーマッスルが鍛えられて内臓が活発に働くようになります。
そして実はその結果便秘が解消されていくのですが、腹式呼吸によって便秘が解消される理由を、便秘の種類や原因から述べていきます。
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便秘の種類と原因
便秘は弛緩性便秘・痙攣性便秘・過敏性腸症候群・器質性便秘の4種類に大きく分けられます。
弛緩性便秘の原因は運動不足などで大腸を動かす筋力が低下していたり、インナーマッスルの筋力が低下することで内臓が下がることが原因になる場合があります。
そして、水分不足や腸内の環境が悪化している場合も、弛緩性便秘の原因になり易いです。
便秘と下痢が交互に訪れる痙攣性便秘は、ストレスや自律神経の乱れが原因で起き易くなりますし、ストレスや自律神経の乱れが原因で発症した過敏性大腸炎が原因で起きる場合もあります。
そして、食物繊維を過剰に摂取し過ぎた場合にも起きることがあります。
過敏性腸症候群はストレスが原因で起き易く、便秘と下痢を交互に繰り返します。
最後に器質性便秘は胃や腸の病気が原因で起き易い便秘になります。
このような便秘の種類がありますが、病気が原因で起きる器質性便秘以外は、大きくストレスと筋力の低下そして自律神経の乱れの3種類が原因として上げられます。
腹式呼吸が便秘に効果がある理由
過剰なストレスを感じると交感神経が刺激されて、腸の活動が低下して痙攣性便秘になってしまうこともあります。
そして、その結果自律神経が乱れると、腸が不活発になったり活発になり過ぎたりを繰り返して便秘と下痢を交互に繰り返すことになってしまいます。
そのようなときに腹式呼吸を行なうと、副交感神経を刺激して乱れた自律神経を整えて、その結果腸の活動が安定してきて便秘や下痢が収まっていきます。
そして、横隔膜を動かしたりお腹を動かして腹式呼吸を行なうことで、横隔膜やその他のインナーマッスルを鍛えることができます。
インナーマッスルは内臓の臓器を安定させる役割を担っているので、腹式呼吸を行なうことでそのインナーマッスルを鍛えると、加齢などによるインナーマッスルの筋力低下を防いで、臓器をしっかりと固定させて便秘を防ぐことが可能となります。
まとめ
腹式呼吸は慣れると何時でも何処でも空いた時間に行なえるので、特にストレスを感じたときに、腹式呼吸で深い呼吸を行なってストレスを和らげ自律神経を整えて、便秘とは無縁の快適な生活を過ごしていきたいものです。