腹式呼吸がリラックスに良いわけ

ストレスが溜まっているときなどに腹式呼吸を行なうとリラックスするという話しがありますが、なぜ腹式呼吸を行なうとリラックスするのかを、自律神経の働きや胸式呼吸と腹式呼吸の違いなどから比較して述べていきます。

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胸式呼吸と交感神経との関係とストレスについて

呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があります。

胸式呼吸は胸を広げて行なう呼吸で、腹式呼吸はお腹を膨らませて行なう呼吸になります。

胸式呼吸は呼吸が浅くなりがちで、交感神経を刺激してアドレナリンやノルアドレナリンを分泌させ、その結果呼吸数や心拍数が上がります。

特にストレスが溜まると交感神経が激しく反応して更に心拍数が上がったり発汗があったりします。

ストレスを発生させる原因は様々で人間関係だけでなく、暑さや寒さそして音響などの物理的な原因などがあります。

これらの原因でストレスを感じると、脳の視床下部に刺激を与えて脳下垂体と副腎からホルモンが過剰に分泌されます。

そしてそれが原因で心拍数や血圧が上がってきて、精神的にも身体的にも影響が出てきます。

精神的な影響は不安感が募ったりイライラしたり気分が落ち込むなどがありますし、身体的な影響は頭が痛くなったり動悸がしたりしますし、便秘や下痢になったり注意力が散漫になったりもします。

そして、過度にストレスを受けたり長期間受けていると、自律神経が乱れて、うつ病や円形脱毛症そして過敏性腸症候群などの病気にかかるリスクが高まります。

このように過度に交感神経が刺激されると最悪病気を発症してしまうリスクはありますが、日常生活を行なう上で日中は交感神経が活発に働くことが重要になり、その交感神経を刺激することで胸式呼吸は重要な働きをしています。

腹式呼吸と副交感神経との関係とリラックスについて

お腹には神経が集中しているところがあり、横隔膜を大きく動かして深い呼吸で腹式呼吸を行なうことで、その集中した神経の中で副交感神経を刺激して、セロトニンが分泌されます。

セロトニンが分泌されると呼吸数や心拍数が下がり、ストレスを緩和して心も落ち着いていき深いリラックス状態を得られます。

そして、そのリラックスを深めるための腹式呼吸のポイントは、お腹の臍の下5cmくらいのところに力を入れてその部分を動かすようにゆっくりと長い息で呼吸を行なうことにあります。

まとめ

例えば面接を受けるときとか大変に緊張することがありますが、緊張で表情が強張れば声が篭って暗い声や暗い顔に見られてしまう危険性もあるので、そのような場合は緊張を解いて明るい表情で望みたいものですが、そういう意味でも腹式呼吸で深い呼吸を行なってリラックスして望みたいものです。

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