呼吸には胸を動かして行なう胸式呼吸と、お腹を動かして行なう腹式呼吸があります。
胸式呼吸は自然に行なっている呼吸で意識して行なうことは基本的にありませんが、腹式呼吸は基本的に意識して行なうことが出来ます。
そして腹式呼吸を30分ほど時間をかけて行なうことで効果が得られ易いこともあります。
そこで腹式呼吸を30分ほど行うことで得られる効果について述べていきます。
腹式呼吸を30分ほど行なうことで得られるリラックス効果
腹式呼吸はゆっくりとお腹を膨らませながら息を吸い、ゆっくりとお腹を凹ませながら息を吐きますが、この動作を繰り返して行なうことで、みぞおち付近にある横隔膜が通常の呼吸よりも大きく動きます。
そしてその横隔膜の動きが自律神経の副交感神経を刺激して活発化し、その結果神経伝達物質であるセロトニンが分泌されていくようになります。
セロトニンが分泌されると、ストレスを解消してイライラや不安などが無くなってくるなど、感情が安定してきてリラックスしていきます。
そして睡眠前に行なうことでメラトニンが分泌されて、心地よい深い睡眠が得られるようになってその結果免疫力が高まり、風邪などの病気になり難い健康な身体になっていきます。
腹式呼吸を30分ほど行なうことで得られるダイエット効果
腹式呼吸はお腹を動かすことで行なう呼吸のため、インナーマッスルを鍛えて脂肪を燃焼してくれるためダイエットの効果も期待することが出来、一方血行が促進されるために冷え症の改善にも繋がることが期待出来ます。
特に呼吸とは逆にお腹を動かす腹式呼吸を30分ほど繰り返すことで、インナーマッスルである腹横筋を鍛えることが出来、内臓脂肪の燃焼にも寄与することが期待出来ます。
具体的には横隔膜が下がっていることを意識しながらゆっくりとお腹を凹ませながら息を吸っていきます。
息を吸いきるとお腹に力を入れて3~5秒ほどお腹を凹ませた状態で維持し、その後に横隔膜が上がることを意識してお腹を膨らませながら息をゆっくりと吐いていく動作を繰り返して行ないます。
まとめ
腹式呼吸を30分ほど時間をかけて行なうことで、副交感神経が刺激されて感情が安定してリラックスしたり深い睡眠が得られることで免疫力が高り、その結果風邪などの病気にかかり難くなります。
そしてインナーマッスルである腹横筋を鍛えることでダイエット効果を期待することが出来たり、血行が促進されることで冷え症の改善を期待することも出来ます。