呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸がありますが、それぞれの呼吸法にメリットがあります。
そこでそれぞれの呼吸法にあるメリットについて述べていきます。
胸式呼吸による呼吸法を行なうメリット
胸式呼吸を行なっているとアドレナリンが分泌されていき、その結果例えば目の瞳孔が大きくなって物を捉える能力が高まり、脳の活動が活発になって瞬時の判断力が高まっていきます。
一方胸式呼吸は浅い呼吸となり心拍数が上げる呼吸法になるために、運動などの身体を動かすときに有効な呼吸法となります。
腹式呼吸による呼吸法を行なうメリット
腹式呼吸による呼吸法を行なうメリットは、まずお腹を膨らませたり凹ませながら呼吸を行なうことで、お腹のインナーマッスルを鍛えることが出来ます。
そして腹式呼吸を行なうことで胸式呼吸よりも深い呼吸を行なうことが出来るため発声が良くなり、特にインナーマッスルが鍛えられて腹圧が高まることで伸びのある声で歌うことが可能となります。
一方腹式呼吸を継続して行っていくことで副交感神経が刺激され、その結果イライラや不安感などが無くなっていき、心が落ち着いてリラックスすることが出来るメリットがあります。
そして寝る前に腹式呼吸を行なうことでセロトニンが分泌され、その分泌されたセロトニンがメラトニンの分泌を促してくれるので、深い眠りを得ることが出来ます。
深い眠りを得ることが出来れば成長ホルモンが分泌されてその結果傷ついた細胞を治したり肌の細胞の再生を促してくれますし、損傷した筋肉を治したり新しく筋肉を増やす働きもあります。
そして脂肪を分解して肥満を予防してくれたり、疲労が残り難くなるメリットもあります。
一方腹式呼吸を寝る前に行なうことで副交感神経が刺激されるため、睡眠中に腸の活動が活発になりその結果免疫力が高まるために、風邪などの病気にかかり難くなります。
まとめ
胸式呼吸による呼吸法のメリットは、胸式呼吸を行なうことによって交感神経が刺激されるために、目から入ってくる情報を増やしながら脳の活動が活発になることで、瞬時の判断が出来るようになります。
そして運動を行なっているとき行なう呼吸法としても最適な呼吸法になります。
一方腹式呼吸による呼吸法を行なうメリットは、お腹を動かして呼吸を行なうためにインナーマッスルが鍛えられ、その結果伸びのある声で歌うことが可能となります。
そし腹式呼吸を行なうことでストレスから解放されてリラックスすることが出来ますし、睡眠前に腹式呼吸を行なうことによって深い眠りを得ることが出来、その結果怪我が治ったり健康な肌を保つことが可能となります。
一方筋肉を増やしたり脂肪を減らすことで肥満の予防にもなったり、免疫力を高めてくれるために風邪などの病気にかかり難くなります。