呼吸法には胸を動かして行なう胸式呼吸とお腹を動かして行なう腹式呼吸があり、それぞれの呼吸法によって免疫力に与える影響が違ってきます。
そこで胸式呼吸と腹式呼吸の呼吸法が免疫力に与える影響について述べていきます。
胸式呼吸が免疫力に与える影響
ストレスがかかっている状態で胸式呼吸を行なっていると交感神経が刺激されてアドレナリンが分泌されていき、アドレナリンが分泌されると血管が収縮されて血行が悪くなり腸の活動も抑えられていきます。
そしてその結果悪玉菌が増えていき、悪玉菌が増えることによって悪玉菌が有害物質を発生さて腸内の環境を悪化していき、その結果善玉菌の働きが鈍くなっていきます。
善玉菌は全身の約70%ほどが集中する腸内の免疫細胞に働きかけるなどをして、ウィルスなどから身体を守っているのですが、その善玉菌の働きが抑えられることで免疫力が低下してしまいます。
特に寝る前に過度なストレスなどによって不安感や恐怖心が高まっていたり興奮している状態でいると、深い睡眠を得ることが出来ません。
そしてその結果腸内の免疫機能は夜間に働いてくるのですが、深い睡眠を得られないために免疫機能が働かなくなって、免疫力が低下してしまいます。
腹式呼吸が免疫力に与える影響
一方腹式呼吸を継続して行なっていると、副交感神経が刺激されてセロトニンが分泌されていき、その結果ストレスなどによる不安感や恐怖心などから解放されてきます。
同時に血管が拡張されて血行が良くなっていき、腸の活動も活発にしていきます。
そして腸の活動が活発になることで腸内の善玉菌が増えていき、腸内の免疫細胞に働きかけて免疫力を高めていきます。
特に寝る前に腹式呼吸を行なうことでメラトニンが分泌されていき、深い睡眠を得ることが出来るので、そのことによっても免疫力が高まっていきます。
まとめ
胸式呼吸は通常日中に行なっている呼吸法になりますが、ストレスが溜まっていたりすると交感神経が刺激されてその結果アドレナリンが分泌されていきます。
そしてアドレナリンが分泌されることによりその結果血行が悪くなったり腸の活動が鈍くなることで、全身の70%が集中している免疫細胞の働きが鈍くなって免疫力が低下してしまいます。
一方腹式呼吸による呼吸法を行なうと副交感神経が刺激されてストレスから解放され、血行が良くなって腸の活動も活発になってくるので、免疫力が高まっていきます。
特に寝る前に腹式呼吸による呼吸法を行なうことで更に免疫力を上げることが可能となるので、寝る前に腹式呼吸を行なうことはお勧めになります。