腹式呼吸はヨガを行なう上で重要な役割を担います。
そこでヨガによる健康への効果と、そのヨガに腹式呼吸がどのように関わってきて、どのような効果があるのかを述べていきます。
ヨガを行なうことによる健康への効果と腹式呼吸の役割
ヨガは呼吸や姿勢を整えて瞑想などを行なうことで、心と身体の緊張を解きほぐし、心身ともにバランスがとれた状態に導いてくれます。
その結果、ストレスからくる過食などの食生活が改善されたり、有酸素運動によるダイエット効果も期待できます。
そして心身のリラックス効果によって不安や迷いから開放されて深い睡眠が得られるようになり、結果的に免疫力が高まっていきます。
ヨガによって筋肉や関節を和らげて血行を促進することで、全身に血液が行き届いて栄養分などが全身の細胞に供給され、内臓などの働きが活発になりますし、呼吸法を行ないながらポーズをとるために、呼吸が深くなってより多くの酸素を全身に送ることで、内臓などの活動を活発にします。
深い呼吸は精神にも働き、リラックス効果によってストレスに強くなります。
それに対して腹式呼吸は、横隔膜を動かしながら深い呼吸を行ないますが、この横隔膜の直下に太陽神経叢と呼ばれる自律神経が集まっているところがあります。
そして、腹式呼吸でゆっくりと長い呼吸を行なうことで横隔膜が上下に動き、その動きに太陽神経叢にある副交感神経が刺激されます。
副交感神経は内臓の活動にも関与するので、その結果内臓の活動が活発になりますし、リラックス効果も得られます。
しかも、お腹を膨らませながら息を吸い、お腹を凹ませながら息を吐く行為を繰り返すことで、内臓を刺激して内臓の活動を活発にすると同時に、お腹のインナーマッスルを鍛えてくれます。
そして、これらの作用によって内臓脂肪が燃焼されてダイエット効果もあります。
その結果、腹式呼吸を行ないながらヨガを行なうことは、ヨガによる効果と腹式呼吸による効果が加わって、深いリラックス状態を得られてダイエット効果も得られることになります。
まとめ
私達の生活はストレスに満ちています。
そして、そのストレスが交感神経を過度に刺激しているので、その結果食生活が乱れたり、睡眠サイクルが乱れることで免疫力が低下して、最悪病気にかかるリスクもあります。
ですから心身ともに健康であるために、腹式呼吸を有効に活用しているヨガを習得することも、健康的な生活を過ごすためにいいかもしれません。