リラックス過剰にならないために腹式呼吸を1日どれくらい行なえばいいのか

腹式呼吸で発声の練習を行なったり、健康のために腹式呼吸を行なうには、1日に何回何時ごろ行なえばいいのでしょうか?

何か決まりがあれば知りたいものですが、そのことについて述べていきます。

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腹式呼吸はリラックス過剰にならないように注意する

基本的に腹式呼吸を行なわなければならない時間帯や回数は決まっていないので、好きな時間で腹式呼吸を行ないたいと思ったときに行なうことで効果が表れてきますが、すぐに効果が現れないこともあるので、1日に数回ある程度の時間を作って腹式呼吸の練習を行なうことがお勧めになります。

ただ、健康を維持するために腹式呼吸を行う場合は、自律神経のバランスを意識する必要があります。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、日中は交感神経が活発になってヤル気が起き、日々の活動が元気に行なえるようになります。

そして、夜には副交感神経が活発になることで、熟眠することができます。

しかし、腹式呼吸を頻繁に行ないすぎるなどをして、日中も必要以上に副交感神経が活発になってリラックスが過剰な状態になると、弊害が出て来ます。

具体的には、1日ヤル気が起きなくなったり、血圧や体温が下がって過食やアレルギー症状が出易くなります。

そして慢性化すると最悪うつ病の症状が出ることもあります。

これは1日中リラックス過剰になることで起きた自律神経が乱れた結果なので、リラックスが過剰にならないように注意する必要があります。

リラックス過剰にならないようにするには、大切な交渉の前や強いストレスを感じたときに、2・3回深い腹式呼吸を行なう感じにして、それ以外の日常においては、時間を作って行なうだけにします。

腹式呼吸を行なう時間も実際は5分程度で構わないですが、1日の中で行なうタイミングは自律神経の流れを意識するならば、寝る前の5分間に腹式呼吸を行なって睡眠に入ることが熟眠できる方法になります。

他には満腹時に行なうよりも空腹時に行なう方が効果的だという指導者もいて、食事前に5分間ほど腹式呼吸を行なうことを推奨していたりもします。

しかし、発声の練習などで腹式呼吸を行なう場合は、基本的に決められた練習の時間内で行なっているので問題はないと思われますが、自習で腹式呼吸を頑張りすぎると、リラックス過剰になる危険性がないとは言い切れないので、自習で腹式呼吸を行なった後は、身体を動かしたり、街に出て人混みの中を歩いたりして、脳に刺激を与えることで交感神経を活発にさせる必要があります。

まとめ

現代はストレス社会ですから、様々な機会で多くのストレスを抱えて生活を行なっています。

そのストレスを解消する方法のひとつとして腹式呼吸がありますが、ストレスが全くない状態は逆に心の健康を蝕んでしまうことにもなってしまいます。

ですから、心の健康を維持するためには、リラックス過剰にはならないようにする必要があり、その意味で腹式呼吸は1日の決めた時間に少しだけ行なうようにすることが重要なことになります。

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