腹式呼吸を行うことで内臓脂肪を減らすことができるのですが、それではそもそも内臓脂肪はどのようにして溜まっていくのでしょうか?
内臓脂肪が溜まる原因と食事や腹式呼吸で行う内臓脂肪対策について述べていきます。
皮下脂肪が溢れて内臓脂肪として蓄積
食事で摂った栄養は、体内で消化されてエネルギーなどに変わって健康の維持に働きますが、過剰に摂り入れた栄養などは、皮下脂肪となって蓄積されます。
蓄積された皮下脂肪は体温の調整にも役立ち、非常時のエネルギー源として蓄積を行おうとするので、食事を抜くなどを行うと逆に脂肪を溜め込もうとして、皮下脂肪が増える原因になってしまいます。
そして皮下脂肪への蓄積は過剰に摂り入れるだけではなく、運動不足や基礎代謝の低下によっても、摂り入れる量よりも消化していく量が少なくなってしまうので、皮下脂肪の増加原因になってしまいます。
そして、皮下脂肪が増えすぎると、皮下脂肪だけでなく内臓脂肪として腸間膜に蓄積されていき、やがて肝臓やすい臓などの臓器や臓器の間に溜まっていきます。
このように、内臓脂肪は皮下脂肪から溢れてしまって内臓に溜まっていった脂肪になるので、落とすときも皮下脂肪よりも先に内臓脂肪が落ちていきます。
内臓脂肪を落とすには食習慣の変化と腹式呼吸
内臓脂肪を落とすには食習慣を変えることと、有酸素運動を行なって新陳代謝を高めることが重要になります。
内臓脂肪に変化し易い食べ物は脂肪を多く含んだ食べ物になりますが、それ以外に炭水化物も内臓脂肪に変化し易い食べ物になります。
炭水化物は消化分解されるとグルコースに変化して、筋肉の細胞がグルコースを蓄えてグリコーゲンに変化させて、運動に使用します。
しかし、筋肉が蓄える事ができるグルコースには限界があるので、グルコースが限界値以上になってもグリコーゲンに変えることが出来ず、脂肪となって蓄積されます。
ですから、まず筋肉の基になるたんぱく質を脂肪分を省きながら摂ることが重要になりますし、炭水化物は摂り過ぎないように注意する必要があります。
そして、有酸素運動を行なって新陳代謝を高めることも重要になります。
有酸素運動はいろいろありますが、外にいても部屋の中にいてもちょっとした時間で行えるのが腹式呼吸になります。
腹式呼吸によって横隔膜を動かしながら大きくゆっくりとした呼吸を行うことで、インナーマッスルを鍛えることができます。
そして、深い呼吸を行うことで酸素量が増えて血流を増やして血行が促進され、新陳代謝が高まります。
腹式呼吸は副交感神経を刺激して内臓の活動を活発にするので、新陳代謝の高まりも加わって、脂肪として溜まっていた栄養分を消化吸収することで、内臓脂肪を減らしていきます。
まとめ
ある程度の皮下脂肪は生命の維持に必要ですが、内臓脂肪は要らない脂肪になるので、脂肪が溜まり難い食事を行いながら、有酸素運動として腹式呼吸を毎日継続して行うことで、内臓脂肪を燃焼させて健康的な毎日を過ごしていきたいものです。