初めての人と出会ったとき直接会う場合は、目から入ってくる刺激がその人の印象を決定してしまいます。
そして、声でコミュニケーションをとる場合は、声からくる刺激がその人の印象を決定してしまいます。
例えば大事な交渉やテレフォンアポインターなどの声でコミュニケーションを行なう場合、声の印象で旨くいくかいかないかが決定してしまう場合もありますから、よく通る声で話して印象を上げることも重要なことになります。
そこで、よく通る声を出すポイントと腹式呼吸でよい声を出す方法について述べていきます。
よく通る声を出すための5つのポイント
よく通る声を出すには5つのポイントがあります。
1つは顔の表情になります。
無表情で話すと声がこもって暗い声になってしまいますが、表情を伴いながら話しをすると、声のこもりが無くなって明るい声になっていきます。
そのようなことから、声でコミュニケーションを行なっているテレフォンアポインターの人達は、微笑んでいるように口を少し横に開いて話す笑声を意識していますし、表情を伴いながら笑声で話すことでよく通る声になっていきます。
2つ目のポイントは声の大きさになります。
声が小さい人の声は弱々しく感じますが、ある程度大きな声を出すことで口角が上がり、鼻腔に声が響いて増幅されよく通る声になっていきます。
3つ目のポイントは喉を開くことになります。
喉の力を抜いて喉を開くことで声の通りがよくなり、大きな声も出し易くなります。
喉を開いて話すにはあくびをしたときの感じを意識して話すと、よく通る声を出すことが出来るようになります。
4つ目のポイントは姿勢にあります。
俯いて話すと、どんなに声が大きくてもこもって聞こえてあまり声が通らないので、姿勢を良くして顔を上げて正面を見ながら話すことが、よく通る声を出すポイントになります。
そして、最後のポイントが腹式呼吸になります。
表情を作って喉を開いても、無理に大声を出そうとすると、喉を傷める場合があります。
大きな声を出すには腹圧を上げる必要があり、その腹圧を上げる方法のひとつに腹式呼吸があります。
腹式呼吸で通る声を出す方法
腹式呼吸で通る声を出す方法ですが、まず姿勢としては、背筋を伸ばして前を見て両足を少し開いて立ちます。
そして、あくびをするような感じで喉の奥を開いて、お腹の臍の下5cmくらいのところに力を入れて、お腹を凹ませながら口を大きく開けて発声するとよく通る声を出すことができ、息を吸うときは、言葉の途切れ途切れで、凹んだお腹を元に戻すように膨らませながら、鼻から息を吸います。
まとめ
歌や演劇などよく通る声の人は聞きやすくて分かり易いですし、普通に人と付き合う場合でも、声が通り人はボソボソと話す人よりも好感が持たれて付き合いたいと思うものです。
自分の話し方がどのように受け止められているかは、あまり分かり難いところもありますが、だからこそ、よく通る声を出すことを意識して話すようにしたいものです。