普通私達が行う呼吸は胸を膨らませて行っている胸式呼吸になるので、お腹を膨らませて行う腹式呼吸はコツを掴むまではやり難い呼吸法になるのかもしれません。
そこで、腹式呼吸のコツを掴むには腹式呼吸を行えているかチェックをする必要がありますが、そのチェック方法について述べていきます。
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腹式呼吸を行えているかチェックする3つの方法
まずは座席などに座って背筋を伸ばします。
この状態で肺に空気が入っていって肺が満杯になるイメージを描きながら深呼吸を行います。
このとき胸が膨らんでいることに気がつくと思いますが、その胸が膨らんでいる感覚を憶えておきます。
そして、次に腹式呼吸で深呼吸を行いますが、このときに胸が膨らんでいる感覚はなくてお腹が膨らんでいる感覚があれば、腹式呼吸を行えているということになりますが、その感覚を更に分かり易くするにはお腹に手をあてて腹式呼吸を行ってみて、お腹にあてている手が動いていれば腹式呼吸を行えているということになります。
次に同じように背筋を伸ばして座席などに座り空気が入っていって肺が満杯になるイメージを描きながら深呼吸を行います。
このときに胸の広がりに押されるように両肩が上がってしまいますが、腹式呼吸で深呼吸を行ったときは両肩はあがらないので、腹式呼吸を行うときに両肩が上がるかどうかでも、腹式呼吸を行えているかのチェックは行うことができます。
ただそもそも腹式呼吸を行っているときのお腹の動きが分からない人もいると思います。
その場合のチェック方法は仰向けに寝て行うことができます。
まず仰向けに横になって片手を胸の上に置いて、もう一方の手をお腹の上に置きます。
この状態で呼吸を行ったときに胸に置いた手が動いていれば腹式呼吸ができていないので、そのような場合はお腹を膨らませて呼吸を行ってみます。
そしてその結果胸に置いた手が動かないでお腹に置いた手が動いていれば腹式呼吸が行えているということになるので、このときのお腹の動きの感覚を憶えておきます。
まとめ
本来動物は腹式呼吸を行っていますし、人も寝ているときは基本的に腹式呼吸を行っているといわれていますが、日中活動しているときは胸式呼吸を行っています。
言い換えれば日中は腹式呼吸を行っていないということになるので、意識して腹式呼吸を行うことを難しく感じる人がいることも当然といえますが、腹式呼吸を行うことはストレスを開放して健康にもいいので、腹式呼吸ができているかチェックを行いながら習得に向けて精進していきたいものです。