腹式呼吸と胸式呼吸の違い

呼吸には胸を動かして行なう胸式呼吸とお腹を動かして行なう腹式呼吸がありますが、胸式呼吸と腹式呼吸には呼吸のやり方以外に大きな違いがあります。

そこでそれぞれの呼吸法の特徴を上げながら胸式呼吸と腹式呼吸の違いについて述べていきます。

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胸式呼吸の特徴

胸式呼吸は肋骨や横隔膜が動いて行なう呼吸になりますが、胸式呼吸を行なうことで自律神経の交感神経が刺激されていき、基本的に無意識で行なう呼吸になります。

そして交感神経が刺激されると血管が収縮して血圧や心拍数が上がり、呼吸数が増えて浅い呼吸になる傾向があります。

その結果頭の回転が良くなって判断力が高まり、身体の動きも良くなるので状況の変化に対して俊敏に反応出来るようになります。

一方血圧や心拍数が上がることで体温も上がっていきますが、腸の活動は低下していきますし、精神的な影響としては、胸式呼吸を行なうことで交感神経が刺激されるためにストレスを受け易い呼吸法となります。

そのために睡眠前も交感神経が刺激された状態のままでいると、寝付け難く眠ることが出来ても浅い眠りになってしまうので疲れが取れ難くなり、免疫力も下がるので風邪などの病気にかかり易くなってしまいます。

腹式呼吸の特徴

腹式呼吸はお腹を動かして行なう呼吸になりますが、その分横隔膜が更に大きく動くようになるので、酸素を取り込む量が増えてきて深い呼吸を行なうことが出来るようになります。

深い呼吸が出来ると体内に取り込める酸素の量が増えるので、新陳代謝が高まっていきます。

一方腹式呼吸を継続して行なっていくことで副交感神経が刺激されてセロトニンが分泌されていきます。

その結果血管が拡張して血圧や心拍数が下がり、呼吸数は減っていきますが呼吸は深くなっていきますし、精神的にはストレスから解放されて心が落ち着いてきてリラックス出来るようになります。

特に睡眠前に腹式呼吸を行なうことで深い眠りを得ることが出来るので、その結果疲れが取れ易く免疫力が高まって風邪などの病気にかかり難くなります。

まとめ

胸式呼吸と腹式呼吸の違いは呼吸法の違いもありますが、その違いによって身体や精神に与える影響に違い出てきます。

具体的には胸式呼吸は浅い呼吸になっていきますが、腹式呼吸は深い呼吸を行なうことが出来るという違いがありますし、精神的には胸式呼吸はストレスを受け易く腹式呼吸はリラックスし易い呼吸法という違いもあります。

そして睡眠前に腹式呼吸を行なうことで深い眠りを得ることが出来るので、疲れがとれてスッキリした目覚めが得られますし、深い眠りによって免疫力が高まって風邪などの病気にかかり難くなります。

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