肺活量を増やすことが出来る呼吸法

肺活量は肺にある空気のうち吐ききることが出来る空気の量のことになりますが、肺に取り込める空気の量や逆に吐ききったときに肺に残る空気の量によって肺活量が決まってきます。

一方呼吸法には肺を動かして行なう胸式呼吸とお腹を膨らませたり凹ませて行なう腹式呼吸がありますが、それぞれの呼吸法によって肺活量に違いが出てきます。

そこでそれぞれの呼吸法と肺活量との関係を述べていきます。

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胸式呼吸は肺活量に限界がある呼吸法

人の肺は胸郭の中にあって肋骨に囲まれていて、通常の日中に行なっている胸式呼吸では肋骨や横隔膜を動かすことで呼吸を行っています。

そして肺が胸郭に囲まれているために肺の可動範囲が狭くなって呼吸が浅くなり、その結果肺に取り込める空気の量が少なくなるために肺活量に限界が出てきます。

腹式呼吸は肺活量を増やす呼吸法

一方腹式呼吸は肺に取り込める空気の量を増やすことが出来て、吐ききる空気の量を増やすことが出来るために、肺活量を増やすことが出来る呼吸法になります。

まずお腹を膨らませたり凹ませて呼吸を行なうことで横隔膜を胸式呼吸を行なっているときよりも大きく動かすことが出来るため、その分の肺活量を増やすことが可能となります。

そして毎日継続してお腹を動かして呼吸を行なうことでお腹周りのインナーマッスルを鍛えることが出来ます。

お腹周りのインナーマッスルには腹圧を高めてくれる筋肉もあるため、この筋肉を鍛えることで腹圧が上がって吐ききる力が強くなり、結果的に肺活量を増やすことが可能となります。

肺活量を増やす腹式呼吸のやり方

まずゆっくりと口から息を吐きながらお腹を凹ませていき、お腹を凹ませきったらその状態をキープしたままお腹に力を入れて更に息を吐ききります。

息を吐ききったならお腹を膨らませながらゆっくりと鼻から空気中を吸っていき、吸いきったら再びお腹を凹ませながらゆっくりと口から息を吐く呼吸法を10分~20分ほど繰り返して行ないます。

まとめ

胸式呼吸は肋骨や横隔膜を動かして行なう呼吸法になりますが、胸郭に囲まれていることもあって肺活量には限界があります。

しかし腹式呼吸はお腹を膨らませたり凹ませて呼吸を行なうために胸式呼吸よりも横隔膜が大きく動くようになり、その結果肺に取り込める空気の量を増やすことが出来るために、肺活量を増やすことが可能となります。

そして一方腹式呼吸を繰り返して行なっていくことでお腹周りのインナーマッスルが鍛えられ、その結果腹圧が高まって吐き出す空気の量も増えるため、肺活量を高めることが出来ます。

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