毎日忙しくて睡眠が不足したり、食生活が乱れてジャンクフードをよく食べたりすることで、身体にとって栄養にならない食べ物を多く摂るようになると、消化されない毒素が知らないうちに溜まっていくことがあります。
そして毒素が溜まっていくことで不調を感じたりすることがあるので、毒素を排出する必要がありますが、毒素を排出する方法に腹式呼吸による呼吸法があります。
そこで腹式呼吸による呼吸法が毒素を排出することに良い理由と呼吸法のコツについて述べていきます。
毒素が身体に溜まることで起きる影響
私達が日頃口にしている食べ物には、食品添加物や有害なミネラルなどが含まれていることがあります。
そしてその食品添加物や有害なミネラルなどを摂取することによって、体内に毒素が溜まっていくことがあります。
例えば海草のひじきは豊富に含まれる食物繊維の他にカルシウムや鉄分が含まれているので、貧血の予防効果がありますし、尿酸の生成を抑える葉酸を豊富に含んでいるので、痛風対策にもなる食材です。
しかし一方ひじきには身体に有害な無機ヒ素が他の食材に比べて多く含まれているので、食べ過ぎには注意が必要になります。
具体的に例えば50kgある体重の人の場合には、乾燥ひじきで一週間当たりで10g以上、水戻ししたひじきで一週間当たり70g以上摂取しないようにといわれています。
そしてマグロやメカジキにはメチル水銀が含まれているので、寿司などでトロを食べ過ぎることはメチル水銀が体内に蓄積されていく危険性があるので、注意が必要になります。
一方腸内に悪玉菌が増えていくことでも毒素が溜まっていくことがあります。
具体的には腸内に悪玉菌が増えることでメタンガスや硫化水素が発生したり、アンモニアやアミンを発生させて、便秘や肌荒れが起きたり発ガン性物質を作り出すこともあります。
その結果解毒作用を行なう肝臓に負担がかかったり、免疫力が低下して様々な病原菌の繁殖を促して感染する危険性が高まります。
呼吸法で毒素を排出出来る理由
食品添加物や有害なミネラルなどは、食べ物を注意すれば防ぐことが出来ます。
しかし腸内で発生する毒素に関しては、悪玉金を減らして善玉菌を増やすために乳酸菌を摂取するだけではなく、腸の活動を活発にして免疫力を高めるためにも呼吸法を行なうことが重要になります。
特にお腹を膨らませたり凹ませて行なう腹式呼吸は、横隔膜を定期的にリズミカルに動かすことでセロトニンが分泌されて副交感神経が活発になります。
副交感神経が活発になると腸の消化活動が活発になって、毒素を排出する悪玉菌が活動し難くなります。
特に睡眠前に腹式呼吸による呼吸法を行なうことで深い睡眠が得られ、その結果免疫力が高まっていき、脳内に溜まっている毒素も深い睡眠が得られることで解毒されていきます。
脳内に毒素が溜まると老人班が出来てきて、アルツハイマーの原因ではないかともいわれているので、深い睡眠をとって脳内の毒素を解毒する必要があります。
毒素を排出する呼吸法のコツ
毒素を排出する呼吸法は腹式呼吸になり、コツはゆっくりとお腹を膨らませながら鼻から息を吸い、次にゆっくりと口から息を吐きながらお腹を凹ませていき、この呼吸法を10分~20分毎日行ないます。
まとめ
体内に溜まる毒素をを排出するには毒素を溜めそうな食べ物に注意して食事を行ない、乳酸菌などの善玉菌を増やす食べ物を食べるだけではなく、腹式呼吸による呼吸法を行なって解毒を手助けしていくことが重要になります。