腹式呼吸を行なうと様々な効果が得られますが、やり方を工夫することでより効果を期待出来るコツがあります。
そこで腹式呼吸を行なうことで期待することが出来る効果を述べながら、腹式呼吸のやり方と効果を上げるコツについて述べていきます。
腹式呼吸をやることで得られる4つの効果
まずお腹を膨らませたり凹ませながら腹式呼吸を行なうことで、インナーマッスルである横隔膜や腹横筋を鍛えることが出来ます。
そこで1つ目の効果は、横隔膜が鍛えられて大きく動くようになるとその分大きく呼吸をすることが出来るため発声が良くなります。
そして腹横筋が鍛えられることによって腹圧が上がるため、伸びのある声で歌うことが可能となります。
次に2つ目の効果は、腹式呼吸を続けて行なっていくことで、副交感神経が刺激されてセロトニンが分泌されていきます。
そして分泌されたセロトニンによっって不安感や恐怖心などを和らげて心をリラックスさせてくれる効果があります。
3つ目の効果は、寝る前に腹式呼吸を行なうことによって副交感神経が刺激されてセロトニンが分泌され、メラトニンの分泌を促してその結果深い睡眠を得ることが可能となります。
そして深い眠りを得ることで成長ホルモンが分泌され、その結果細胞の再生に働くために怪我が治ったり筋肉量を増やしたりなどの効果がありますし、脂肪を燃焼する効果もあるために肥満の予防にも繋がります。
4つ目の効果としては、睡眠前に腹式呼吸を行なうことで副交感神経が刺激されることによって、腸の活動が活発になってその結果免疫力が高まり風邪などにかかり難くなります。
腹式呼吸のやり方と効果を上げるためのコツ
腹式呼吸のやり方はまずおへその下3cm~5cmの位置に両手を置きます。
そしてゆっくりと口から息を吐きながらお腹の両手を置いた位置を凹ませていき、お腹を凹ませきったらお腹に力を入れた状態でそのままキープして更に息を吐ききります。
息を吐ききると反動で膨らむように両手を置いた位置のお腹を膨らませ、ゆっくりと鼻から息を吸っていきこの呼吸法を10分~20分ほど繰り返し行ないます。
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腹式呼吸の効果を上げる最大のコツは、寝る前に10分~20分ほどゆっくりと繰り返し行なうことにあります。
そして吸ってから吐くのではなく、吐いてから吸っていくことで楽に腹式呼吸を行なうことが出来るので、先に吐くこともコツになります。
最後にお腹全体を動かすやり方ではなくて、下腹部を動かすように行なうことも腹式呼吸の効果を上げるやり方になります。
まとめ
腹式呼吸を行なうと発声が良くなったり伸びのある声で歌うことが出来るようになりますし、リラックスしたり怪我を治したり筋肉を増やすことが出来ます。
そして脂肪を燃焼したり免疫力を上げてもくれるために、風邪などの病気にかかり難くなります。
腹式呼吸の効果を上げるコツは、睡眠前に行なうということと吐いてから吸っていくように行ない、お腹の全体ではなくて下腹部を動かすやり方で行なうことにあります。