腹式呼吸のやり方を理解する上で寝ながら腹式呼吸を行なうと分かりやすかったりしますし、実際の睡眠前に行なうことで、自律神経をコントロールして快適な睡眠に入ることが可能になります。
そこで、寝ながら行なう腹式呼吸のやり方について述べていきます。
寝ながら行なう腹式呼吸の効果
人が寝ているときは腹式呼吸を行なっているといわれます。
実際に仰向けや横向きに寝ている場合、腹式呼吸を行なっているかどうかは、寝ているときにお腹が動いているか胸が動いているかで分かりますが、実は全ての人が腹式呼吸を行なっているとは限りません。
しかし、寝ながら腹式呼吸を行なうと得られる効果もあります。
まず腹式呼吸を行なうことで呼吸が深くなり、精神がリラックスしてきます。
その結果、副交感神経が優位に働き深い睡眠に導いてくれます。
深い睡眠は翌朝の心地よい目覚めを促しますから、自律神経が調整されて結果的に健康で快適な毎日を送ることが可能となります。
寝ながら行なう腹式呼吸の2つのやり方
両膝を曲げて仰向けになって寝て、片手をお腹に乗せてもう一方の手を胸に乗せます。
そして、普通に大きく鼻から息を吸って口から息を吐きます。
この時に胸に置いた手が動くかお腹に置いた手が動くかをチェックします。
ここでお腹に乗せた手が動けば、そのまま鼻から大きく息を吸って口から長く息を吐き、これを繰り返します。
もし、胸に置いた手が動いたら両手をお腹に置いて、その両手を持ち上げることを意識して同じように腹式呼吸を行ないます。
より楽に自然に寝ながら腹式呼吸を行なうにはうつ伏せに寝ることです。
ただ寝る姿勢が重要なポイントになり、姿勢が悪いとリラックスして寝ることができません。
うつ伏せ寝のポイントは、肩から臀部までのラインがなるべく水平になるようにすることです。
特に腰のラインが下がるので、お腹から腰にかけてクッションなどを入れてなるべく下がらないようにします。
足は足首にタオルなどを入れて楽に足を伸ばせるようにします。
首は枕を工夫して頭と肩のラインが水平になるようにして、横を向かないで楽に寝れるようにします。
身体の緊張したり痛い部分がない状態になれば、自然と腹式呼吸になるので、この状態で鼻から息を吸ってゆっくりと口から息を吐きます。
まとめ
うつ伏せに寝ると胸が圧迫されて広がり難くなり、その結果腹式呼吸になると思われます。
寝ながら腹式呼吸を行なえばリラックスして熟眠できる可能性もあるので、睡眠の浅い人は寝ながら腹式呼吸を試してみることも一つの方法になります。