歌を歌う場合、腹式呼吸で行なうことで声量のある声をムラなく長く発声することができます。
そのために、ボイストレーニングで腹式呼吸のやり方をレッスンしたり、腹式呼吸を行ないながらのボイストレーニングを行なったりしています。
そこで、ボイストレーニングでの腹式呼吸のやり方を述べていきます。
腹式呼吸を行ないながらのボイストレーニングのやり方
歌っている途中で息が続かなくなってしまったり、音程がぶれると旨く歌うことができません。
うまく歌うためには、お腹から声を出しているイメージを描き、腹式呼吸で息を長く安定的に出せるように練習をすることが重要になります。
そのため、ボイストレーニングを腹式呼吸で行なって、息を長く同じ量を吐き続ける練習が必要性になってきます。
そこでボイストレーニングのやり方ですが、お腹に力を入れて凹ませながら口から息を吐きます。
このとき喉に力を入れないで「うー」っと発声します。
これ以上凹まないところまで息を吐いて発声をしたら、お腹に力を入れたままで更に吐き続けながら発声をします。
そして、吐いた反動で凹んだお腹が戻るイメージで、お腹の力を緩めながら鼻から息を吸います。
このとき、吸った息がお腹に充満するイメージも描きます。
これをまず3秒吐いたら3秒吸うテンポで繰り返して行ないます。
そして、慣れてきたら6秒吐いたら3秒吸うというように吐く息を長くしながら練習をしていきます。
この練習の注意点は上体の力を抜いて立ち、腹式呼吸や発声を行なっている最中に喉に力が入ったり肩が上がらないようにすることです。
そして、一定の強さでぶれない発声ができるように、息を安定的に吐いて吐いた量と同じ量息を吸います。
因みに、吐く時間は長くなりますが吸う時間は変わらず、それでいて吐く量と吸う量は同じなので、吐いた分を反動で一気に吸うことになります。
このトレーニングができるようになると、今度は発声する音程を変えて、音程のぶれがないように意識しながら同じ方法で練習を行ないます。
まとめ
所謂腹から声を出すということは、お腹に力を入れて声を出すということにもなります。
そして、お腹に力を入れて声を出すと、張りのある強い声を出すことができます。
張りのある強い声は元気の良さとか自信などを聞いている人に伝えて、その人や話している内容に対する信頼感を高めてくれます。
そういう意味でも歌を歌うときだけではなく、例えば仕事でプレゼンテーションや他社との交渉などを行なう場合に、相手からの良い印象を得るためにも、腹式呼吸のやり方で行なうボイストレーニングを行なってみることもいいかもしれません。